これからの記者、編集者に求められるのはIT技術!?

最近フェイスブックにブログ、webサイトのコラム、そして電子書籍に文章を書いていて思うことがありました。フェイスブックに堅苦しい書籍の書き方は全く似合わない、ツイッターもそうですが、これらのメディアは文章じゃだめなんだと。ワンセンテンスでいかに完結に自分の“今”を表せるかにつきる!<br />それに共感を得るか得られないかは読み手次第。ブログになるとちょっと違ってきます。もう少しテーマ性のある内容でないと、定期的に訪れてくれる人がいなくなります。かと言って、雑誌のコラムのように書いてはだめ。もう少し親近感のある口語調の砕けた文体が好ましく、主観で切るような内容がベター。<br /><br />署名原稿としてwebコンテンツのコラムとして書くのであれば、これはもう雑誌コラムのまんまでもいいのではないかと思っていたのですが、東洋経済オンライン編集長の佐々木紀彦氏の著書「5年後、メディアは稼げるか」によると、どうやらそうじゃなさそうです。<br /><br />そして、電子書籍の場合はどうでしょう。タブレットで読む電子書籍自体が浸透していないため、答えは「?」です。でも現在放映中のkindleホワイトタブレットのCMを観る限り、読み手は紙と同じ感覚で読んでいる感じです。私自信は、ほとんど紙と同じ感覚ですが、kindleの場合は、辞書機能が付いているので、紙の本で読むよりずっと便利だなー、つくづく思います。<br /><br />話を少しもどして、前述の著書によると、紙メディアで育った記者や編集者がいくら質の良いコンテンツを作っても、もう稼げる時代ではないとか。企画力や取材力、文章力は様々なメディアに対応した書き方が要求され、しかも理工系的なノウハウも必要になってくると説いています。<br />自分の体験を基に考えると、例えばWebでPVを稼ぐにはGoogle Adwordsで効果的、効率的なキーワードを用いなければならず、そのためには広告的なノウハウだけでは足りず、数字に強くなくてはならなかったりします。そういったことを複合的に操らなければ、読まれるコンテンツにならないということではないでしょうか。<br /><br />とにかく既存の紙メディア以外にWeb、スマホがあり、その中に各種ポータルサイト、フェイスブックやツイッター、ブログがあり、映像では地デジにBS、CS、加えてYoutubeやニコニコなどの動画サイトとも立派なメディアです。ライバルは無尽蔵に次々に出てくるのです。その中から読み手に選ばれるコンテンツとなると、宝くじを当てるようなもの。そうした環境で自分のコンテンツに読者を導くには、様々な仕掛けを作らなくては埋もれてしまうわけです。そこでコンテンツ製作者にもITの知識もある程度必要と言うことになるのでしょう。<br /><br />まったくその通りだと思うのですが、Google Adwordsのクリック単価、クリック率、表示回数etc.から導き出す効果的な広告の打ち方など、とても時間と根気を必要とし、そこからwebへ導き、そのコンテンツを読ませ、なおかつ収益を得るとなると、とても広範囲に守備を固めなければならない。これを専門分野ごとに縦割りにしていてはダメなのだそう。ともすれば外注に頼る場合もあるのに・・・。コンテンツメーカーとなるには、ある程度のITや広告の知識も備え、多角的にコンテンツを作らなくてはならないと。そう言われて見れば、自分も知らず知らずのうちに、Google Adwords にチャレンジし、フェイスブックでは広告を掲載したりしていました。<br /><br />ただ、先ほどのようなマーケティング的に効果的広告を制作するスキルはまったく身についていません。本など買ってはみたものの、頭にすんなり入ってこない。理由は・・・残念ながら年齢。佐々木氏も著書で書いていますが、新しいこうした技術を習得するには遅くとも30過ぎまでですと(笑)。結局すでに手遅れですか・・・<br /><br />いや、自分がダメなら若手社員に託す!!<br /><br />ビジネス雑誌出の「東洋経済オンライン」編集長が執筆した本ですが、出版業界、新聞業界、Webと様々なメディアの現状と今後を予測する興味深い内容

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